株式その他もろもろ投資について勉強中
現在日経平均が「4万円超え」、「4万を割り込んだ」とか連日ニュースになっている
そして今までの認識は、「上場企業の平均が4万円なんだな」である
というよりも深く考えたこともなかった
しかしふと疑問に思ったのが
色々な銘柄を見ていると4万円を超えるような会社はほとんど見たことがない
せいぜいユニクロは高いなーと感じるくらいである
日本を代表する企業であるトヨタが約3000円、任天堂は約8000円
ソニーは約1万2000円であった
そこで株価上位ランキングを見てみると
1位 SMC ~4位 ファーストリテイリング の4銘柄しか4万円を超えていない
平均とはいったい?
株の教科書的な本には
「東証プライム市場の中から日本を代表する225銘柄を選出し、その株価の平均です
様々な業種から選ばれています」
とあるが、どうやっても平均が4万円とはなりそうもない
そこでもう少しくわしそうなサイトを覗くと
各 構 成 銘 柄 の 採 用 株 価 = 株 価 × 株 価 換 算 係 数
日 経 平 均 株 価=各 構 成 銘 柄 の 採 用 株 価 ÷ 除数
という計算方法が出てきた
日経平均を構成している225社は不変ではなく
業績や株の流動性などを考慮して春と秋に3社ずつ入れ替えるが
その際に、株価の低い企業と高い企業を入れ替えるとそれだけで
日経平均が変動してしまうため、高い株価には低い係数(0.1~1)を掛けて
計算上低くするものらしい
除数というのはこれまた変動していて最近では約30となっていた
ということは、日経平均に30(除数)を掛けて225(企業数)で割れば
だいたい1社平均の株価が出てくるのであろうか?
ということで計算すると、
40000×30÷225=5333円
となった
株価換算係数は入れていないが、なんとなく株価ランキング等を見ていても
5000円くらいが平均というのは納得できる数値だ
よくニュースの街頭インタビュー等で
「株価が4万円になっても庶民の暮らしは苦しい。実態を反映していない」
と批判されているのを見るが
そもそも日経平均自体が実際の数値の平均ではなかったというのは目から鱗である
平均4万となったら単元株でいえば400万となり、私のような貧乏人には手が出ない
低位株やらミニ株やらあるが、それでは選択肢が狭くなってしまう
実際の平均は4万もなくて良かったーというのが実感